学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
投資活動(海外ファンド、FX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。
「金融商品なんでも百科」 金融広報中央委員会 著 ■期待リターンとリスク許容度 純粋に利殖を目的とする場合は別として、個人が期待するリターンは、 その人のライフプランから導き出すことが出来ます。 たとえば、40歳の人に老後資金用の資金として500万円あり、老後資金用の 可能積立額が月2万円とします。 この人の60歳までの積み立て資金の原資は2万円x12ヶ月x20年で、480万円 です。 これらによって60歳時に2000万円の老後資金を作りたいとすると、期待リターン の組み合わせの例としては、500万円は税引き後年利5%、積み立ては 税引き後年利3.06%で複利運用されていけば、60歳時に合計で2000万円 を達成することが可能になります。 しかし500万円の期待リターン5%で運用するためには、それに応じたリスク をとらねばなりません。 しかし、収入や保有資産の規模、住宅ローンなどの負債がどの程度あるか、 投資経験がどのくらいあるか、などによって、その人がとれるリスクの程度、 つまりリスク許容度が異なってきます。 もし5%に見合うリスクがとれないなら、消費支出を1万円節約して 毎月の積み立て額を3万円に増やすと、500万円は3%、積み立ては3.17%で 運用すれば目標額はほぼ達成できます (なお、この計算は専用のソフトなどによって行います)。 まず自分のリスク許容度をよく考え、それに見合った期待リターンを 勘案しながら資金計画を作っていくことが大切です。 |