学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
投資活動(海外ファンド、FX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。
「図解雑学・M&A」 小川好澄 監修 ●LBOとは? LBOとは、Leveraged Buy Outの略(Leverageとは「てこの作用」の意味) で、日本では、「買収先資産担保借り入れによる買収」などと訳されていましたが、 最近ではLBOまたはレバレッジド・バイ・アウトとそのままカタカナで使われることが 多くなっています。 ちょうどてこのように、買収対象会社の資産や将来のキャッシュフローを担保 に必要な資金の大半を外部から融資などで調達して買収するところから、 このように呼ばれています。 このLBOは、1960年代にKKRの創立者の一人であるコールバーグによって 開発されたといわれています。 1980年代に入って次第に普及し、1988年のKKRによる同手法を使った RJRナビスコの買収によって世界的に注目を浴びるようになりました。 ●LBOの特徴 一般にLBO取引は、以下の点が特徴としてあげられます。 @ 買収に際して金融機関からの借り入れやジャンクボンド、メザニンファイナンス など外部資金(おもに負債の形態)に資金の大部分を依存 A その結果、買収資金総額に占める自己資金部分の比率は低くなる (逆に言えば、レバレッジ=借入金の比率は高くなる) B 買収後、その会社を経営する経営者が出資に加わることが多い。 C 対象会社はLBOの後、通常は非公開会社となる(ゴーイングプライベートという) D シェル・カンパニーと呼ばれる買収特別持株会社を設立することが多い。 |