学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
投資活動(海外ファンド、FX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。
「図解雑学・M&A」 小川好澄 監修 ●M&A とは? このM&Aという言葉は、Merger and Acquisition の略で、Mergerは (吸収)合併、またAcquisitionは株式や事業部門など、会社の財産権を取得する 行為を意味します。 日本では通常、これらをひっくるめて企業買収と訳されています。 ところでよく似た言葉に、AmalgamationやConsolidationもあります。 イギリスでは、AmalgamationはMergerとともに合併全般を意味する言葉とし て使われています。 それに対してアメリカでは、一方の会社が消滅する合併(吸収合併)をMerger、 双方が消滅し新会社を設立する合併(新設合併)をConsolidationというように 区別して使われています。 ●M&Aはわが国にも定着した M&Aは、アメリカでは企業戦略を実現する手段の一つとしてその歴史は長く、 これまでに数多くの事例や研究が積み重ねられてきています。 他方、日本では、「M&A=乗っ取り」というマイナスイメージが先行し、 つい最近まではアメリカで見られるような積極的な位置づけはされてこなかった というのが実情です。 しかし、1980年代には日本企業の海外進出の手段(内→外型)として脚光を 浴びたのに続き、1990年代に入ってからは、厳しい経済環境で生き残るため、 日本企業同士の再編手段(内→内型)として、また、経済のグローバル化や 規制緩和の中で外国企業による日本進出の手段(外→内型)として、M&Aは わが国の企業文化の中にも完全に定着しつつあるといえます。 |