学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
投資活動(海外ファンド、FX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。
「図解雑学・M&A」 小川好澄 監修 ●商法上の株式交換制度 1999年の商法改正では、株式交換と呼ばれる制度が新しく導入されました。 株式交換という言葉は、M&Aではいろいろな意味で使われていますが、 商法上の株式交換制度は次のような特徴があります。 @一方の会社が他方の会社の完全親会社(100%株式を所有する親会社)と なるための制度である。 A対象会社の株主に直接交換の申し出をし、それに応じた株主に自社株を交付 するアメリカで見られるような株式交換は対象としていない。 B株式交換の対象とされる株式は、完全親会社関係となる当事会社の株式に 限られるため、アメリカで見られるような三角合併には使えない。 ●合併とはどう違うのか? 株式交換と合併を比較すると、いずれも原則として株主総会の特別決議を 必要とする点や、被買収会社の株主がそれまで所有していたその会社の株式 と見返りに、買収会社の株式が交付されるという点などは同じです。 ただし、合併では提供された被買収会社の株式は消却される(失効する) のに対し、株式交換の場合には、交換後も買収会社が株式のまま所有し続ける ことになります。 ★★★★★ポイント★★★★★ 商法上の株式交換制度→一方の会社が他方の会社の完全親会社 となるために実施される |