学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
投資活動(海外ファンド、FX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。
戦争経済(ウォー・エコノミー)に突入する日本 副島隆彦著(06年9月第一版)にあります推奨ファンドから、
設定来、年平均19%以上のファンドを抜き出したものです。
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前回(04年9月)、副島隆彦氏が”超優良かつ好成績ヘッジファンド”と認定されたものの内から、
年平均利回りが18.8%を超えるもの21ファンドを抽出した。
今回の表(11ファンド)で、対比できたものが、Schindler Trading と FMG Rising 3 Fund と
Man AHL Diversified plc の3ファンドだけである。
設定来年平均収益率とシャープレシオを、前回と今回、それぞれ対比してみますと
■Schindler Trading 71.57%→28.40% 1.13→0.64
■FMG Rising 3 Fund 31.10%→21.69% 1.16→1.32
■Man AHL Diversified plc 19.90%→19.10% 0.83→0.83
著書には01年から05年までの実績が載っているので、それを参考に特徴を捉えると、
■Schindler Trading
・02年に驚異的な成績(96.8%)を収めたが、以降は一桁の成長である。
・シャープレシオも、1.13から0.64に極端に悪化している。
・設定来年平均は高いが、このままの調子では、新たな投資には全く魅力に欠ける
ファンドといえる。
■FMG Rising 3 Fund
・04年が一桁、逆に03年は60%超、それ以外の年は20〜30%で安定している。
・シャープレシオも、1.16→1.32 と前回よりも安定してきている。
■Man AHL Diversified plc
・一番安定しているのは、ADPである。シャープレシオに変化なし。
・5年間のパフォーマンスは
19.7% 11.4% 22.3% 5.1% 16.8%
一桁の年があるのは、投資家として苦痛だが、
マイナスに沈み込まないので許容範囲かな?
さて、重大なのは、それ以外のファンドの行方である。
実際にトレースしたわけではないので、はっきりしたことは言えないのですが、
前回抽出した20ファンドが、20%以上の成績を残していれば、当然今回もリストアップ
されるはず。(今回の30ファンドには載っていませんでした)
この仮定が正しいとすると、20ファンド中の17ファンド、率にして85%のファンドが
副島氏の抽出条件から消えたことになります。
好調な成績を何年も続けることが、いかに大変か、この事実が物語ります。
今回のファンドには、35%を越える成績を残しながら、マイナスの年が一度も無い
優秀なファンドがあります。
私が興味を惹かれたファンドは、次の三つです。
01年から05年までの実績は、
■Orbani Fund NA 50.12 65.4 46.72 61.94%
■Gems Russia Portfolio 59.67 23.27 45.56 13.36 43.32%
■Baring Eastern Europe Fund 6.50 24.4 55.8 41.8
45.9%
この成績を見ると、放っておけないですね。
特に目立つ、Orbani Fund は4年間46%〜65% 設定来52.94%の成績。
相場の特定の波に乗れば、高成績が可能としても、4年間も同じ波が続くことは
ないはず。
とすれば、やはり並外れた運用技術を持っていると判断せざるを得ない。
この3ファンドが、上述の20ファンド中の17ファンドに入る確率を考慮しながら、
情報を深掘りしてみるつもりです。
続いて、副島隆彦著 「戦争経済に突入する日本」 254ページから抜粋しました。
副島氏は、世界の動きを大局的に、ロスチャイルド家とロックフェラー家の戦いとして
分析しておられ、大変興味深いご著書もあります。
先々の経済分析指針として、高位な地位を占めるのではないでしょうか。
--------------- 以下引用 ---------------------------------------------------------
迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の
人達が歴史的に利用してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区(タックスヘイブン)を
日本人もどんどん活用すべきである。
金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた
金融商品を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
・・・中略・・・
なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と
深く関わっているからである。
だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
この点においては国家も個人も差はない。
だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、
真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと
思い込んでいるうちは大した人間ではない。
ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが
現代の金融システムである。
彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、
世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港(フリーポート、香港やシンガポール、
日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
これが「オフショア(offsyore)」の始まりである。
この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして
関税タリフ(貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、
総元締めを受け継いでいる。
日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に
身につけなければいけない。
自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要に
なってゆくだろう。
--------------- 以上で引用終わり ----------------------------------------------------
いかがでしょうか?
いままで、銀行預金のみで、投資を考えてこなかったのが、日本人の一般的な考え方だったと
思います。
それでは、国境の無いボーダーレス社会に突入した現代では、とても諸外国と競争していけない。
せっかく法的にも、個人で対外投資が許されるようになったのだから、少しの勇気で
動き始めてみるべきではないでしょうか?
有名なMan社が運用しているヘッジファンドでも、最低投資額5,000豪ドル(約50万円)から
可能です。
まず、小さく投資して、その成果をゆっくり楽しんで下さい。
上下にブレはありますが、平均して年率15%程度は、達成すると思います。
私の持っている Series10 OM-IP220 Ltd (05年6月スタート)は、08年1月末で
45.9%増になっております。
不特定多数に、ファンドのパフォーマンスを開放していることも、Man社の自信の
現れでしょう。
下記のページの上部にある Fund Prices をクリックして下さい。
→ http://www.maninvestments.com.au/index.cfm?action=cat&cat_id=31
昨年から騒がれているサブプライム問題は、米国経済に暗い影をおとし、基軸通貨米ドルの
地位が揺らぎ始めているようです。
この現象は、様々なところに見受けられます。
例えば、
・すでに、EURの発行額がUSDを超えたこと
→EUR建て貿易が増えている?、外貨準備も
・ロシアの原油、天然ガスはルーブルで取引
・イランの原油は、(一部?)EUR取引可
(他の産油国も追随?)
・米国債重点保有国のサウジと中国が外貨準備をEURに転換させている
・米国公債残高の累増を日本とサウジと中国がファイナンスしている
らしい?が、はたしてUSDの下落を中国がだまって見ているのか?
・米国からのキャピタルフライトも始まっているらしい???
・基軸通貨がドルとユーロの二本立てになるという経済学者もいる
というような状況から、ユーロ(EUR)か豪ドル(AUD)建てのファンドの方が
安心できるかも?
豪ドルで最低投資額が小さいファンドは、お試しの海外投資として
面白いでしょう。
満期時の元本保証(豪ドル)があることも、お奨めの理由です。
→副島隆彦氏格付けヘッジファンド →副島隆彦氏格付けヘッジファンド・その2 →安心・安全の海外ファンド活用法
→ヘッジファンドの投資戦略 →ヘッジファンド投資三つのリスク →外資ファンド利回り20%超のカラクリ
→預金封鎖の事実 →ネバダレポート →理論的支柱「無裁定価格理論」
→海外投資と税金 →ファンドの種類 →フリーランチ投資家七つの鉄則
→出口戦略 →狭められるオフショア口座開設 →財務官僚は国債を買わない
→有力ファンドについて →海外送金ルート →タックスヘイブン
→海外ファンドの購入手続き →マンレポート(Man Report)入手法 →続・マンレポート(Man Report)入手法
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