海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

  海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
  英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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   1)会員登録
     ・e-bookにある業者のH/Pに登録すれば、会社紹介メールが届きます。
     ・直接電話すれば、もっと話が早いですが。

   2)ファンド選定
     ・対象ファンドが未定の場合は、e-bookにある仲介業者のコンサルタント
      に希望を伝えれば、複数の候補を教えてくれます。
     ・私の場合は、太田晴雄の著書から候補を抽出し、Man社の
      ホームページより、長期間安定した実績を出しているものに対し、
      コンサルタントの意見を求めました。
     ・指標として知っておきたいのは、標準偏差シャープレシオです。
      ファンドは、5〜6年で、計画したパフォーマンスに落ち着くようです。
      個人的な好みとしては、「極端に儲からなくてもよいから、損益
     の変動が少ないもの」
です。
      自分が納得ゆくまで、質問して下さい。
     ・決まったら、目論見書を取り寄せ、再度詳細確認します。
     ・対象ファンドが予め決まっている場合は、電話かメールでその旨を
      伝えれば、資料を取り寄せることが出来ます。
       もちろん、ファンド運用会社のH/Pでも詳細を確認できます。
      疑問点はコンサルタントに聞きましょう。

   3)申込書記入
       Application FormInvestor infomation checklist
     ・記入見本が添付されておりますので、迷うことは無いと思います。
      記入項目は、投資額、氏名、住所、電話番号、メルアド、職業、
      生年月日等です。
      日本の投資信託を買うのと同じようなものでしょう。
      最後に、パスポートと同じサインと記入日を書いて終了です。
     ・Investor infomation checklist は、マネーロンダリング防止法関連
      ですから、正直に、項目にチェックすれば、何の問題も無いでしょう。
      もちろん、不明な点は質問して下さい。

     ※万一のため、共有名義人(second applicant)の記入がお奨め
       です。
       記入項目は、主名義人(first applicant)と全く同一です。
 
   4)証明書の添付
     ・パスポートのコピー(必須です)
     ・居住証明書のオリジナルまたはコピー2種類
      (申し込みと同一住所で3ヶ月以内の発行書類)
      住民票、運転免許証、公共料金通知書、納税書類、銀行、クレジット
      会社からの通知書または請求書

     
   5)申込書の郵送
     ・送付書類は、必ず、コピー保管しておいて下さい。
      (最悪、申込書を改ざんされても、証明できます。
       不都合があった場合の問い合わせにも必要ですから、必ずコピー
       して保存下さい)
     ・切手代等は、自己負担です。
      (無料返信封筒が常識?の私には、違和感がありました(笑))

   6)書類チェック
     ・仲介業者Intermediary)にて、記入内容の不備とか、証明書が
      問題ないかチェックし、問題がなければ、送金しても良いとの連絡
      が入ります。

   7)送金指示
     ※注意事項→海外送金は3日から一週間かかる場合が有るよう
       です。
       募集期間内にファンドの信託銀行口座への入金が条件です
       から、余裕をもって送金して下さい
       
     ■国内から送金の場合
       ・お近くに東京三菱の支店があれば簡単です。
        目論見書に添付されてきた「外国送金依頼書兼告知書」の
        記入見本にそって起票します。
       ・他の都銀、地銀では、その金融機関の専用用紙に記入します。
        あまり親切には、教えてくれないようです?
       ・郵便局からも送金できます。
        「国際郵便振替請求書兼告知書」を起票します。
        銀行コードの記入と電信送金にチェックをお忘れなく。
                   
     ■海外から送金の場合
       ・私の場合は、目論見書(趣意書)に付いている
        Bank Instruction letter を記入し、FAXで指示しており
        ます。
       ・数時間後、銀行より本人確認の電話が入ります。
        この時に注意することは、Payment detailes の内容を
       確実に伝えること

        (これは、あなたの申込書の固有番号です。)
        入金があった時に、この番号を使い照合しているはずです。

   8)送金完了連絡
     ・送金指示が終わったら、仲介業者送金指示書のコピーを送る
      かFAXします。
     ・インターネットバンキングで送金指示した場合は、その内容を
      メールにコピーペーストしてもOKでした。
     ・仲介業者は、送金の事実をファンド運用会社に連絡してくれます。   

   9)契約完了通知の受領
     ・実は、これからが、長いのです。
      着金を知らせてくれれば安心するのですが、何も連絡がないのが
      普通?? らしいです。
     ・募集の締め日から1ヶ月後位に、契約書(Contract note-
      Subscription)又は(Share Certificate)が郵送されてきます。
     ・これを、仲介業者にFAXするか、コピーを郵送します。
      (万一消失した場合、解約手続きが面倒です。
      仲介業者にコピーが残っていれば、円滑にできます)

  10)後は、月次の報告書を楽しみにして下さい。
     ・Man社のH/Pに登録しておけば、もっと早くメールで知らせてきます。
      →http://maninvestmentproducts.com/
     ・OM-IP・・・の場合は、下記で確認下さい。
      →
http://www.maninvestments.com.au/index.cfm?action=cat&cat_id=31

   


  続いて、副島隆彦著 「戦争経済に突入する日本」 254ページから抜粋しました。
  副島氏は、世界の動きを大局的に、ロスチャイルド家とロックフェラー家の戦いとして
 分析しておられ、大変興味深いご著書もあります。
  先々の経済分析指針として、高位な地位を占めるのではないでしょうか。
--------------- 以下引用 ------------------------------------------------------
     迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の
  人達が歴史的に利用してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区タックスヘイブン)を
  日本人もどんどん活用すべきである。


    金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた
  金融商品を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
           ・・・中略・・・
    なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と
  深く関わっているからである。
    だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
    この点においては国家も個人も差はない。
    だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、
  真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
    金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと
  思い込んでいるうちは大した人間ではない


    ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが
  現代の金融システム
である。
    彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、
  世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港フリーポート、香港やシンガポール、
  日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
    これが「オフショアoffsyore)」の始まりである。

    この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして
  関税タリフ貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
    現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、
  総元締めを受け継いでいる。

    日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
    そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に
  身につけなければいけない。

    自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要に
  なってゆくだろう。
--------------- 以上で引用終わり ----------------------------------------------------

    いかがでしょうか?
    いままで、銀行預金のみで、投資を考えてこなかったのが、日本人の一般的な考え方だったと
   思います。
    それでは、国境の無いボーダーレス社会に突入した現代では、とても諸外国と競争していけない。
    せっかく法的にも、個人で対外投資が許されるようになったのだから、少しの勇気で
   動き始めてみるべきではないでしょうか?

    有名なMan社が運用しているヘッジファンドでも、最低投資額5,000豪ドル(約50万円)から
   可能です。
    まず、小さく投資して、その成果をゆっくり楽しんで下さい。
    上下にブレはありますが、平均して年率15%程度は、達成すると思います。

    私の持っている Series10 OM-IP220 Ltd (05年6月スタート)は、08年1月末で
   45.9%増になっております。
    不特定多数に、ファンドのパフォーマンスを開放していることも、Man社の自信の
   現れでしょう。
    下記のページの上部にある Fund Prices をクリックして下さい。
     → マンインベストメンツ・オーストラリア(maninvestments.com.au)

    昨年から騒がれているサブプライム問題は、米国経済に暗い影をおとし、基軸通貨米ドルの
   地位が揺らぎ始めているようです。

    この現象は、様々なところに見受けられます。
    例えば、
         ・すでに、EURの発行額がUSDを超えたこと
           →EUR建て貿易が増えている?、外貨準備も 
         ・ロシアの原油、天然ガスはルーブルで取引
         ・イランの原油は、(一部?)EUR取引可
             (他の産油国も追随?)
         ・米国債重点保有国のサウジと中国が外貨準備をEURに転換させている
         ・米国公債残高の累増を日本とサウジと中国がファイナンスしている
            らしい?が、はたしてUSDの下落を中国がだまって見ているのか?
         ・米国からのキャピタルフライトも始まっているらしい???
         ・基軸通貨がドルとユーロの二本立てになるという経済学者もいる

    というような状況から、ユーロ(EUR)か豪ドル(AUD)建てのファンドの方が
   安心できるかも?

    豪ドルで最低投資額が小さいファンドは、お試しの海外投資として
   面白いでしょう。
    満期時の元本保証(豪ドル)があることも、お奨めの理由です。

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