海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

  海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
  英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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◆RR分類と受益証券説明書

 岡崎良介著「フリーランチ投資家になろう!」を読んで、相場の流れを超越した投資法の存在を感じました。
 
 岡崎氏は、著書の中で、フリーランチ投資とは、「リスクを限りなくゼロに近づけ、リターンは大きく狙う」いわばパラダイスの世界。
 そのためには、発想の転換と、それを理解する柔軟性がさえあれば、専門知識など不要と主張されている。

 お金が勝手に稼いでくれるフリーランチ投資家になる最初のパスポートとは。
 投資する際の決まった手順、約束事です。


    《フリーランチ投資家になるための七つの鉄則》

 鉄則その1 リターンが同じなら、リスクが小さいほうを選びます
 鉄則その2 リスクが同じなら、リターンの大きいほうを選びます
 鉄則その3 ポートフォリオを作るには、相性の良いものを探して組み入れていきます
 鉄則その4 ポートフォリオ全体のリターンは、個々のリターンを積み上げていくことです
 鉄則その5 しかし、ポートフォリオ全体のリスクは、個々のリスクを積み上げたものではありません
 鉄則その6 リスクの小さいものを加えれば、ポートフォリオ全体のリスクは下がります
 鉄則その7 リスクの大きいものを加えても、相性が良ければ全体のリスクは下がります


 フリーランチ投資家の運用哲学は二つ。
   @分散投資の力を信じること。
   A長期投資の力を信じること。

 岡崎氏は、相性の良い投資案件の中で、リスクが小さく、リターンの大きい案件多数に、長期に国際分散投資せよと主張されている。

 「相性の良い」とは、片方の相場が下がるとき、もう片方は上がる傾向がある組み合わせ(逆相関関係)、もしくは、各々の相場が独立して動く(非相関関係)の組み合わせを言う。
 例えば、リスク資産の代表=株式と、安定資産の代表=国債とは、通常逆相関に動くことが多い。

 これに対して、株式と商品相場は、動きに関係がないようにみえる(非相関)。
 一方、同じ業種の株式銘柄は、相関関係が認められるし、商品でも、製品と原材料の関係では明らかに相関が認められる。
 大きな意味では、原油と金地金の関係も、相関があると言って良いでしょう。

 国際分散投資した「ポートフォリオ全体では、期待リターンは個々のリターンを積み上げたもので、リスクは個々のリスクを積み上げたものではない」というのが、現代投資理論です。

 完全に連動しない限り、リスクは加重平均よりも低くなります。
 二つの資産がお互いにどう動くかを、相関係数(−1〜+1)で表現します。
 −1とは完全逆相関、+1とは、完全な相関関係を意味します。


 岡崎氏の主張で興味深いのは、相性の選定です。
 当る、当らない、はともかくとして我々はそれぞれ思惑をもっております。
 最初の投資は、「その思惑通り動きなさい」と言ってくれます。
 うれしいですね。自信がもてそうです。

 ところが・・・、《ここからがポイントです!!!》次の投資案件は、最初に選んだ案件と逆相関の案件に投資しなさい。
 三番目の投資は、二番目の案件の逆相関を選択せよ、とあります。

 これを繰り返した結果、自然に、すばらしく低リスクなポートフォリオを構築できることになります。


 出来上がったポートフォリオを、マーコウィッツの理論
  
【価格変動が怖いのは短期の投資家だけ、
      長期の投資家にとっては収益率がより重要】

を信じて、長期に寝かすわけです。

 おめでとうございます
 あなたは、寝ていても、効率的に資産が増え続ける手段を手に入れました。
 明日から、あなたもフリーランチ投資家の仲間入りです。


 






 続いて、副島隆彦著 「戦争経済に突入する日本」 254ページから抜粋しました。
 副島氏は、世界の動きを大局的に、ロスチャイルド家とロックフェラー家の戦いとして分析しておられ、大変興味深いご著書もあります。
 先々の経済分析指針として、高位な地位を占めるのではないでしょうか。
  

         --------------- 以下引用 -------------------------
 迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の人達が歴史的に利用してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区タックスヘイブン)を日本人もどんどん活用すべきである。

 金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた金融商品を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
           ・・・中略・・・
 なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と深く関わっているからである。
 だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
 この点においては国家も個人も差はない。
 だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
 金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと思い込んでいるうちは大した人間ではない

 ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが現代の金融システムである。
 彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港フリーポート、香港やシンガポール、日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
 これが「オフショアoffsyore)」の始まりである。

 この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして関税タリフ貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
 現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、総元締めを受け継いでいる。

 日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
 そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に身につけなければいけない。

 自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要になってゆくだろう。
   --------------- 以上で引用終わり ----------------

 いかがでしょうか?
 いままで、銀行預金のみで、投資を考えてこなかったのが、日本人の一般的な考え方だったと思います。
 それでは、国境の無いボーダーレス社会に突入した現代では、とても諸外国と競争していけない。
 せっかく法的にも、個人で対外投資が許されるようになったのだから、少しの勇気で動き始めてみるべきではないでしょうか?

 有名なMan社が運用しているヘッジファンドでも、最低投資額5,000豪ドル(約50万円)から可能です。
 まず、小さく投資して、その成果をゆっくり楽しんで下さい。
 上下にブレはありますが、平均して年率15%程度は、達成すると思います。

 私の持っている Series10 OM-IP220 Ltd (05年6月スタート)は、08年1月末で45.9%増になっております。
 不特定多数に、ファンドのパフォーマンスを開放していることも、Man社の自信の現れでしょう。
 下記のページの上部にある Fund Prices をクリックして下さい。
     → マンインベストメンツ・オーストラリア(maninvestments.com.au)

 昨年から騒がれているサブプライム問題は、米国経済に暗い影をおとし、基軸通貨米ドルの地位が揺らぎ始めているようです。

 この現象は、様々なところに見受けられます。
 例えば、
      ・すでに、EURの発行額がUSDを超えたこと
        →EUR建て貿易が増えている?、外貨準備も 
      ・ロシアの原油、天然ガスはルーブルで取引
      ・イランの原油は、(一部?)EUR取引可
          (他の産油国も追随?)
      ・米国債重点保有国のサウジと中国が外貨準備をEURに転換させている
      ・米国公債残高の累増を日本とサウジと中国がファイナンスしている
         らしい?が、はたしてUSDの下落を中国がだまって見ているのか?
      ・米国からのキャピタルフライトも始まっているらしい???
      ・基軸通貨がドルとユーロの二本立てになるという経済学者もいる

 というような状況から、ユーロ(EUR)か豪ドル(AUD)建てのファンドの方が安心できるかも?

 豪ドルで最低投資額が小さいファンドは、お試しの海外投資として面白いでしょう。
 満期時の元本保証(豪ドル)があることも、お奨めの理由です。








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