海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

  海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
  英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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【ご質問です】

初めてメール差し上げます。

「海外ファンド活用法」を購入させていただいた○○と申します。
実はその資料の中で質問がありまして、メールさせていただきました。
お忙しいところ大変申し訳ありませんがご回答いただけると大変うれしいです。

V)為替手数料半減と送金手数料ゼロの方法とは・・・  のところで、・・・  中略  ・・・送金指示しますよね。
ここは日本のXXXに送金するのですよね。

その後、海外送金するときは、XXXのXXXに送金してから、ファンドの口座にまた送金するのですか?
それとも日本のXXXから直接、ファンドの口座に送金するほうがいいのですか?


前者の方法は2回海外送金があるので、手間と手数料がかかりますよね。
後者は日本から直接送ってしまうので、あとで解約したときの振込み口座をオフショア口座に指定する必要がありそうです。

どちらが良いのでしょうか。
アドバイスをいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。



【お答致します】

○○ 様

 こんにちは。
 早速ですが、ご質問の件

私の送金ルートは、
 XXX→在日XXX→XXX→ファンド銀行口座 です。
手数料は、
 ・・・ 中略 ・・・
                 
 おっしゃるとおり、海外送金が二回になるため、送金手数料が嵩みます。
私がこのルートをとったのは、理由が有ります。

 最初の海外送金の目的が、XXXで、とにかくXXXへ
出したかったこと。
 海外送金時、送金目的等の告知を求められます。
・・・ 中略 ・・・
 
 結論としては、海外に持ち出すXXによって、ルートが異なると思います。
例えば、

 ・XXXXXXXXならば、邦銀から直接ファンドの口座に送金が良いでしょう。

  都銀、地銀はUSD片道1円の手数料が普通ですが、XXX銀行なら、為替手数料がUSD片道25銭のようです。
  
 ・XXXXXXXXの場合、 ・・・中略・・・

 ・XXXXXXXXの場合は、・・・中略・・・
                  和出 博

【お礼のご連絡を頂きました】

和出様

早速のご回答誠にありがとうございます。
大変参考になるご助言感謝いたしております。

やはりXXを繰り返す必要がありそうですね。
XXXはちょっと高いですが、為替の動きをみてできるだけ円高のときに外貨に換金することが、トータル的にみれば重要なようです。

XXX銀行は、実は既に調査したのですが、
外貨での送金は海外ばかりか国内も不可とのこと。
為替手数料を安くしているかわりに、外貨がXXX銀行内から外に出ないようにしているようです。
円に代えれば送金できますと言われましたが、まったく意味のないことです。
ということでNG。
ネット証券も片道25銭で換金しているところがありますが、これもXXXと同様送金不可。
ということでNG。
やはり和出様のご推奨のXXXXXX経由しかなさそうです。

もし今後為替手数料でXXXより廉価なところがでてくるようであればご連絡いただければ大変うれしいです。

最後に、まだ日本は平穏ですが、来年後半あたりから、徐々に危ない状況が始まってくるのではないでしょうか。
私も和出様のご提案通り、資産防衛を真剣に考えたいと思っております。
これからも宜しくお願い申し上げます。
ありがとうござました。


   



 続いて、副島隆彦著 「戦争経済に突入する日本」 254ページから抜粋しました。
 副島氏は、世界の動きを大局的に、ロスチャイルド家とロックフェラー家の戦いとして分析しておられ、大変興味深いご著書もあります。
 先々の経済分析指針として、高位な地位を占めるのではないでしょうか。
  

         --------------- 以下引用 -------------------------
 迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の人達が歴史的に利用してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区タックスヘイブン)を日本人もどんどん活用すべきである。

 金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた金融商品を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
           ・・・中略・・・
 なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と深く関わっているからである。
 だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
 この点においては国家も個人も差はない。
 だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
 金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと思い込んでいるうちは大した人間ではない

 ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが現代の金融システムである。
 彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港フリーポート、香港やシンガポール、日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
 これが「オフショアoffsyore)」の始まりである。

 この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして関税タリフ貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
 現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、総元締めを受け継いでいる。

 日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
 そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に身につけなければいけない。

 自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要になってゆくだろう。
   --------------- 以上で引用終わり ----------------

 いかがでしょうか?
 いままで、銀行預金のみで、投資を考えてこなかったのが、日本人の一般的な考え方だったと思います。
 それでは、国境の無いボーダーレス社会に突入した現代では、とても諸外国と競争していけない。
 せっかく法的にも、個人で対外投資が許されるようになったのだから、少しの勇気で動き始めてみるべきではないでしょうか?

 有名なMan社が運用しているヘッジファンドでも、最低投資額5,000豪ドル(約50万円)から可能です。
 まず、小さく投資して、その成果をゆっくり楽しんで下さい。
 上下にブレはありますが、平均して年率15%程度は、達成すると思います。

 私の持っている Series10 OM-IP220 Ltd (05年6月スタート)は、08年1月末で45.9%増になっております。
 不特定多数に、ファンドのパフォーマンスを開放していることも、Man社の自信の現れでしょう。
 下記のページの上部にある Fund Prices をクリックして下さい。
     → マンインベストメンツ・オーストラリア(maninvestments.com.au)

 昨年から騒がれているサブプライム問題は、米国経済に暗い影をおとし、基軸通貨米ドルの地位が揺らぎ始めているようです。

 この現象は、様々なところに見受けられます。
 例えば、
      ・すでに、EURの発行額がUSDを超えたこと
        →EUR建て貿易が増えている?、外貨準備も 
      ・ロシアの原油、天然ガスはルーブルで取引
      ・イランの原油は、(一部?)EUR取引可
          (他の産油国も追随?)
      ・米国債重点保有国のサウジと中国が外貨準備をEURに転換させている
      ・米国公債残高の累増を日本とサウジと中国がファイナンスしている
         らしい?が、はたしてUSDの下落を中国がだまって見ているのか?
      ・米国からのキャピタルフライトも始まっているらしい???
      ・基軸通貨がドルとユーロの二本立てになるという経済学者もいる

 というような状況から、ユーロ(EUR)か豪ドル(AUD)建てのファンドの方が安心できるかも?

 豪ドルで最低投資額が小さいファンドは、お試しの海外投資として面白いでしょう。
 満期時の元本保証(豪ドル)があることも、お奨めの理由です。





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